地震に強い家づくり

日本は他の国に比べて、地震の多い地盤の上にあります。日本ではマグニチュード3以上の地震が毎月400回以上も発生し、いつ何時、過去のような大型地震が起こりうるか分かりません。

大型地震の被害を軽微にし、長く住み繋げられる家にするには、設計時の綿密な調査を行い「耐震等級」の認定を受けておくことが必要です。

アーバンイノベーションの家づくりは「耐震等級3レベル」

「耐震等級」とは、住宅の耐震性能をランク付けした等級のことです。等級1は建築基準法レベルの耐震性能を満たす水準とし、等級2はその1.25倍、等級3は1.5倍の強さがあることを示します。

建築基準法レベルを分かりやすくした図

アーバンイノベーションでは、建物の安全性を客観的な数値で、細部に渡り計算して設計いたします。(お客様が希望すれば「住宅性能評価書」を取得することもできます。)

地震に強い家をつくるには

  • 地盤の調査が大切です

    地震に強い家をつくるためには、まず「表面波探査法」を用いて、地盤の調査を行ないます。

  • 「表面波探査法」とは?

    地盤に人がわずかに感じ取れる程度の小さな振動を起振機で人工的に発生させます。地面の中を伝わる表面波(レイリー波)の速さを2つの検出器で計測し、その計測値を収集して解析を行ないます。

    主に、建物を配置する4隅と中央の5箇所を測定します。測定した表面波の伝播状況と速度を調べることで地層境界が解析され、地層ごとの支持力や沈下量が推定されます。

    この探査法により、不要な地盤回収や杭工事を行なわなくても安全かどうかを判断できます。

    起振機で振動を発生させ、地面の中を伝わる表面波の速さを検出器で計測している図

  • 調査の結果に対し、地盤補強を状態に合わせて工事します

    地盤調査の結果、「十分な地耐力(地盤の支持力)がない」場合は、地盤の補強をしなければ建物を建てることができません。土地の「耐震力」や「地質」、立てる建物の「大きさ」や「重量」によって、工事の方法は大きく異なります。

    私たちは綿密な調査を行った上で、ベストな方法を実施いたします。

地盤補強の方法

  • 表層改良工法

    軟弱な地層の土と、セメント系固化剤を混合かくはんし、固化させることで地盤強化と沈下抑制を測る工法です。

  • 湿式柱状改良工法(深層混合処理)

    水を加えたセメント系固化剤を土とかくはんさせ、地中に柱を築造することで、地盤を強化する工法です。

  • 鋼管杭工法

    良質な地盤まで鋼管を打設し、この上部に基礎を構築する工法です。軟弱な地盤が厚く、湿式柱状改良工法では不可能な場合に用いられます。